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台湾・龍山寺の見どころを解説!台北市内で最強のパワースポット

「龍山寺」は、観光スポットとして訪れる台湾で最も有名な寺の1つで、バンカ(現在の萬華)地区に位置しています。地元住民の信仰、活動、集会及び指揮の中心となった名刹寺院で地元の雰囲気を肌で感じられるおすすめの場所です。

龍山寺ってどんな場所?

出典:写真AC

正式名称は艋舺龍山寺(ばんかりゅうざんじ、マンカーロンシャンスー)ですが、多くのガイドブックにも記載があるように、地元でも単に「龍山寺」と呼ばれることが多いです。

龍山寺は、福建省の泉州から渡来した人々により乾隆3年(1738年)に工事が開始、同5年(1740年)落成したもので、福建晋江安海龍山寺の分霊として建立されました。約280年の歴史の間に何度も修復や立て直しがありましたが、日本統治時代の民国8年(1919年)に大規模な修繕が行われ、民国13年(1924年)には色鮮やかで芸術性の高い東洋一を誇る名刹が完成致しました。

竜山寺は台北市内で最古の寺院であり、国家古蹟であると共に、台北101、国立故宮博物院、中正紀念堂と並ぶ台北市の「四大外国人観光地」とされています。また艋舺清水巌・大龍峒保安宮と並ぶ「台北の三大廟門」とも言われています。

住所 台北市萬華區廣州街211號
拝観時間 6:00~22:00
定休日 なし
公式サイト http://www.lungshan.org.tw/
備考 (5月1日から10月31日まで、旧暦の1日・15日・祝祭日の拝観時間:5:00~22:00)

龍山寺へのアクセスは?行き方を解説

龍山寺は台北市の南西に位置しており、台北駅から2駅しか離れていません。
地下鉄を利用すると5分程で到着することができるので、移動方法は地下鉄が一番便利です。
尚、台北駅から龍山寺までは約3kmほどの距離ですので、時間に余裕があれば台北駅から西門を抜け、龍山寺までの古い街の雰囲気を肌で感じながら歩くのもお勧めです
それでは、それぞれの詳しいアクセス方法を見ていきましょう。

龍山寺への行き方1. 電車を利用

出典:写真AC

電車は使う場合は、地下鉄と台湾鉄道の2種類を使用することができます。
地下鉄を利用する場合は板南線の龍山寺駅(BL10)で降り、出口①の前にある艋舺公園を北へ抜けてすぐのところにあります。
また台湾鉄道を使う場合は萬華車站で降り、北へ徒歩ほど7分かかります。
電車を使う場合はアクセスや本数も多い利便性の高い地下鉄がおすすめです。

龍山寺への行き方2. バスを利用

出典:写真AC

台北駅から向かう場合、台北駅南側にあるバス停「台北車站」より310号のバスに乗車。約15分から20分程で「龍山寺站」に到着です。下車後、目の前の艋舺公園を抜けると龍山寺が現れます。
バスの料金は15元。現金での支払時、おつりは出ない為、悠遊カード等ICカード利用が便利です。
バスは風景を楽しむことができるので、街並みを見たい場合にはお勧めです。

龍山寺への行き方3. タクシーを利用

出典:写真AC

台北駅のタクシー乗り場で乗車をした場合、所要時間は約10分~15分程かかります。
料金は150元程なので、複数人での移動の場合はお勧めです。

龍山寺の見どころ1.隅々までみて中国宮殿式廟宇建築を楽しもう!

龍山寺の参拝方法は決まっています。先ず正面の門より中に入り、入口のある右手に進みます。右手の入口は「龍門」と呼ばれており、そこから境内に入って参拝、「虎門」と呼ばれている左手の出口はから帰るという流れです。

龍山寺の正面は南に向いており、地図で見ると龍山寺の建物は漢字の「回」という字のように形作られています。中国伝統の三進四合院という宮殿式建築で建てられており、境内の総面積約は約1800坪の広さがあります。御本尊がある本殿を中心に、前殿、正殿、後殿と、東側にある鐘楼、西側の鼓楼と配置されており、それぞれがすべて渡り廊下で繋がっているので、「回」の字と同じような構造になっているのが特徴です。

建物はこれまでに改修工事が何度も行われていますが、1919年に行われた大改修工事に「中国宮殿式廟宇建築」が取り入れられ、現在は随所に様々な細工を見ることができます。

台湾に一つしかない銅製の柱

手前にある前殿には部屋が11あり、三川殿、龍門廳、虎門廳と分かれています。三川殿の前には「銅鑄蟠龍柱」という柱があるのですが、石で作られている一般的な柱とは違い、台湾で唯一銅で出来ています。左右対称に作られており、躍動感がある生きているかのような龍が2匹おり、必見の柱です。

正面にある壁は花崗岩と青斗石を合わせて作られており、三國志演義と封神榜の物語が描かれています。また本殿にある天井の「中殿藻井」は、8匹の龍が時計回りに螺旋を描いて天に昇っていく様子が見えます。これは仏教における「人生輪廻」を表現しているそうで、細かな装飾は圧巻です。他、八角形が特徴の「三川藻井」は蜘蛛の巣のように美しく広がっているのが特徴です。細工が幾つも重なり合っており、こちらも必見です。

龍山寺は台湾の国家二級古蹟に指定されており、天井や柱以外の随所にも細工が施されているので、じっくり参拝されることをお勧め致します。

龍山寺の見どころ2. 100種類以上の神様へ一度にご挨拶が出来る!

出典:写真AC

龍山寺はご本尊様として、観世音菩薩(観音様)をお祀りしています。第二次世界大戦中の1945年、龍山寺は空襲で石柱までも全壊するという状況になりました。しかしこの木造の観世音菩薩だけは空襲の影響を受けず無傷でいらっしゃったそうで、地元の人は観音様がいらっしゃる場所は安全だと信じ、空襲の度に観音様のそばに駆けつけて避難したそうです。無傷で終戦を迎え、激しい空襲のなかでも避難者に負傷者がなかったことで、そのご利益から地元の人に今でも厚く信仰されています。

祀られている神様は100体以上

本殿にはこの観音様のほかに、文殊菩薩、普賢菩薩、十八羅漢、韋馱護法、文殊菩薩が祀られていますが、儒教や道教などの様々な宗教が混じっており、天上聖母(航海の守護女神で福徳招來媽祖)、文昌帝君(日本の天神様で受験の神様)、関聖帝君(三国志で有名な武将の関羽で財運招來。勝負や商人の神様)といった神様もお祀りされています。祀られている神様は合計100体以上!オールマイティーな神社としても有名です。
以前は神様が祀られた香炉が以前は7つありましたが、お線香の煙による大気汚染と環境問題により、現在は1つに減らされています。
しかし線香やろうそくの火が絶えることのない寺となっており、台北市内だけではなく台湾各地にも数多くの信者がいるので、毎日早朝から夜遅くまで大勢の参拝する姿を見ることができます。

龍山寺の見どころ3. 台湾のおみくじは日本と全然ちがう!

龍山寺には当たると評判のおみくじがあります。日本のおみくじは番号を選ぶだけですが、台湾のおみくじは少しやり方が違い、引くには作法があり、また台湾のおみくじはお願い事をするのではなく、自分の持っている悩みに関して神様の意向を伺わなければなりません。
「聖筊」と呼ばれる赤い三日月の形をしたものを使い、神様から神意をうかがえるOKの印が出ないとおみくじを引くことができません。また最終的におみくじが引けても、何が書いてあるか台湾人ですら解読できないそうなので、おみくじ解説所でおみくじの説明を聞かなければなりません。観光客にとっては少しハードルが高く感じますが、おみくじ解説所には日本語が話せる方もいらっしゃるので、一度は体験してみましょう。しかも無料です!

龍山寺の見どころ4. 古い街並みとの共存を楽しむ!

出典:写真AC

台北市内の中で最も古くから発展した萬華区に龍山寺は位置しており、戦後からある国営住宅や市場など、歴史を感じさせる街並みと共存しています。
昔の商店街や古い日本統治時代の街並みが今でも残っていて、賑やかな下町の雰囲気も感じることができます。

龍山寺から5分ほど南へ行くと「萬華林宅」という建物があります。野菜や果物の貿易業で富を築いた名士、林細保が建てた邸宅で、自分たちの家族や子孫が代々平和で幸せに暮らしていけるように設計されたそうです。船を想像させるようなユニークな形で、赤煉瓦造りの4階建、左右対象の窓枠などヨーロッパ建築を意識したデザインです。現在はスターバックス・コーヒー艋舺として使用されていますが、そういった建築物と歴史ある龍山寺との一体感を味わうのも楽しみの1つです。

また龍山寺は「大台北地区」(台北市・新北市・基隆市)の発展とも密に関係しています。「大台北地区」の過去300年の歴史において、建築様式や地元の発展史、そして信仰文化や風習・行事の普及のいずれにおいても、高く評価され、2018年に国定古跡(日本で言う文化遺産)として認定されています。

龍山寺の見どころ5.華西街観光夜市でディープな雰囲気を味わう!

龍山寺の西側に夜になると屋台が並ぶようになります。廣州街を入り口に廣州街夜市が広がり途中にあるのが、華西街観光夜市。奥の梧州街に広がるのが梧州街夜市と呼ばれ、3つの夜市を総称して艋舺夜市と呼びます。ここ一帯では一般的な観光客が行く夜市とはまた違ったディープな種類の屋台が立ち並び、中にはカエルのスープが食べられるお店もあります。
尚、夜市とは書くものの、華西街観光夜市は昼でも営業しているお店が多く、蛇料理で有名なお店や超高級中華が頂けるお店など様々な種類のお店が混在しています。またアーケードのようになっており天気を気にする必要もないので、龍山寺参拝のあとに散歩がてらディープな街を体験するもの観光ルートの一つになっています。

龍山寺周辺のおすすめグルメ3選

龍山寺でゆっくり散策したあとは、周りの古い街並みを歩き老舗の名物料理を楽しんでみましょう。
路地裏にある食べ歩きにぴったりなものや、ローカルな食堂で楽しむ逸品など、龍山寺周辺にあちこち点在しています。

おすすめグルメ1. 「福州元祖胡椒餅」龍山寺に来たら必食!カリカリに焼かれた胡椒餅

胡椒餅は小麦粉で作られた生地の中に砂糖・醤油・胡椒で味をつけた牛肉とネギの餡を包み、焼き釜で焼かれた一品です。甘く胡椒辛い餡とカリカリに焼かれた生地の相性はバッチリ。1個45元で食べ歩きにはピッタリです。焼きたてをいただくことができますが、肉汁が溢れ出ることもあるので火傷に注意です。

店名 福州元祖胡椒餅
住所 台北市和平西路三段109巷2弄5号(龍山寺より南へ約200M)
営業時間 09:30~19:00
定休日 年中無休

おすすめグルメ2. 「一甲子餐飲」絶品のトロトロ豚バラ肉がのった焢肉飯

ローカルな雰囲気を味わいつつ、地元の人と席を並べて食べる焢肉飯(コンローファン)が絶品です。焢肉飯とは豚バラ角煮丼のことで、トロトロの豚バラ肉と一緒に煮込まれた豆腐ものっており、味付けも日本人好みの逸品です。龍山寺から少し歩きますが、そのまま北東に歩くと西門駅まで行けるので、龍山寺を後に古い街並みを感じながら散歩がてら訪れたいお店です。

店名 一甲子餐飲
住所 台北市萬華區康定路79號(龍山寺から康定路を北へ300m)
営業時間 9:00~19:00
定休日 年中無休

おすすめグルメ3. 「蘇家肉圓油粿」台湾B級グルメの隠れた逸品の肉圓(バーワン)

肉圓とは台湾語で「バーワン」と呼ばれ、米粉やタピオカ粉を使ったプルプルした皮の中に、お肉やたけのこを入れ、じっくり油で火を入れたものです。
香辛料が強いものもありますが、こちらのお店のものは比較的日本人の口にも合いやすいので、台湾で一度は試してみたい一品です。

店名 蘇家肉圓油粿
住所 台北市萬華區三水街109號(龍山寺より徒歩約1分)
営業時間 10:00~20:00
定休日 火曜日

訪れるたびに心が清らかになる場所、龍山寺

出典:写真AC

台湾で最も古いお寺で有名なパワースポットの龍山寺。たっぷりゆっくりと時間をかけてお寺を巡り、そのあとは周りにある歴史的な街の荘厳さと下町のワイワイとした雰囲気を一度に楽しめる場所です。
龍山寺の深さを目で見て耳で聞き肌で感じることで、自分自身のパワーも充電できるところとなっています。
台北駅からどういった交通手段でもアクセスしやすい立地ですので、台湾を訪れる際はぜひスケジュールに組み入れて、時間を気にせずぶらぶら散策してみてください。