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【台湾在住者直伝】中正紀念堂の7つの見どころを徹底紹介!

台湾旅行へのツアーで必ずと言っていいほど入っている定番の観光スポット「中正紀念堂」。一体どんな建物なのでしょうか。壮大な建築や歴史を感じることができ、写真映えもばっちりな「中正紀念堂」の各種見所やアクセスなどを詳しくご紹介していきます!

中正紀念堂ってどんな場所?

出典:たびらく

国立中正紀念堂は台北駅から地下鉄で二駅、近くには台湾の政治の中枢である総統府や外交部・国家図書館などもあるエリアに位置しています。広い公園のような敷地の一番奥に、青と白の美しく大きな建物が建てられています。

この中正紀念堂の「紀念」は記念と同じ意味で、「堂」は建物のこと。そして「中正」というのは中華民国の初代総統である「蒋介石」の名前。「中正紀念堂」は「蒋介石」の死後哀悼の意を示すために建てられた建物なのです。英語での表記は「National Chiang Kai-shek Memorial Hall」となります。

中華民国首都を中国大陸から台湾台北に遷都(臨時首都)以降総統として絶対的な権力を持っていた「蒋介石」を紀念する建物として、建物は華麗で大規模なものに。中には蒋介石の生涯を知ることができる展示室などがあり台湾の歴史的にも重要な建物です。

この広い敷地の一帯は依然陸軍本部があった場所で、現在では「中正紀念堂」や「民主大道」「民主廣場」「國家音樂廳」「國家戲劇院」などを含め「臺灣民主紀念園區」として台湾の國定古蹟に指定されています。

住所 台北市中正區中山南路21號
営業時間 9:00-18:00(公園部分は5:00-0:00)
入場料 無料
定休日 2/28(二二八紀念日)、旧暦の大みそかと1/1
(旧暦の正月は毎年違いますのでご確認ください)
公式サイト https://www.cksmh.gov.tw/

中正紀念堂へのアクセスは?行き方を解説

中正紀念堂は台北駅からも近く、とてもアクセスのいい場所にあります。台北MRTで向かうのが一番便利かと思いますが、その他にも中正紀念堂への色々な交通機関を使った行き方を順番にご紹介していきます。

中正紀念堂への行き方1. 台北MRTを利用

出典:たびらく

まずは台北市内の観光地から観光地への移動で便利な「台北MRT」。日本で言うところの地下鉄のようなもので乗り方も地下鉄とほぼ同じで簡単!本数も多くほぼ待つ必要がありません。各駅に路線図と自動券売機があり、EASYCARDなどの台湾のICカードも使えます。中正紀念堂へのアクセス手段としてもおすすめです。台北の各主要観光地などから中正紀念堂へのMRTでのアクセスは次の通りです。

台北駅から中正紀念堂

「台北駅」では地下三階にある台北MRT「淡水信義線」(レッドライン)の乗り場へ。切符を買って改札を通り(台北MRTのコイン型の切符はカードと同じ場所にタッチさせます)、地下四階のホームへ。「大安行き(往大安)」あるいは「象山行き(往象山)」に乗って、二つ目の駅「中正紀念堂駅」で下車します。

「中正紀念堂駅」の改札を出たら5番出口へ向かいます。5番出口を出ると「正面牌樓」と呼ばれる正面アーチのそばになりますので、そこから中正紀念堂の建物までゆっくり歩きながら向かうことができます。

台北MRT「台北駅」から「中正紀念堂駅」までの運賃は20元、所要時間は約3分です。

なお日本人に人気のホテルが多くある「台北駅」の隣の「中山駅」からも同じ経路と運賃で中正紀念堂へ向かえます。

台北101から中正紀念堂

「台北101」の台北MRT最寄り駅は先ほどと同じ「淡水信義線」(レッドライン)の「台北101/世貿駅」です。先ほどの台北駅からの場合とは方向が逆なので「淡水行き(往淡水)」に乗ります。「中正紀念堂駅」は五つ目の駅です。

運賃は20元、所要時間は約10分です。

龍山寺から中正紀念堂

「龍山寺」の台北MRT最寄り駅は「板南線」(ブルーライン)の「龍山寺駅」で、「中正紀念堂駅」までは乗り換えが必要です。
まず「龍山寺駅」で「板南線」の「南港展覧館行き(往南港展覧館)」に乗ります。すぐ次の「西門駅」で「松山新店線」(グリーンライン)に乗り換え。乗り換え時改札は出ません。「台電大樓行き(往台電大樓)」か「新店行き(往新店)」に乗り二つ目が「中正紀念堂駅」です。

運賃は20元、所要時間は乗り換え待ちの時間を入れずに約7分です。

中正紀念堂への行き方2. バスを利用

出典:たびらく

台北の市バスは日本のように正確なバス停ごとの時刻表はなく、初めて台北に観光でいらっしゃる際には少し使いにくい面もあると思うのですが、バス停が市内のあちこちにありMRTの駅から離れた場所に行きたい場合などに便利です。

中正紀念堂の最寄りバス停は「中正紀念堂」で、他にも「捷運中正紀念堂站(中山)」「捷運中正紀念堂站(愛國)」などのバス停も徒歩圏内です。

例えばマンゴーかき氷や可愛い雑貨店が多く人気の「永康街」から「中正紀念堂」に行きたい場合などは、台北MRTの駅近くの「捷運東門站(信義)」バス停から「0東」「20」「22」「信義幹線」などのバスに乗れば「中正紀念堂」バス停まで7分ほどで着き、MRTに乗るよりも早い場合があります。運賃は15元で、現金ですと車内には両替機がなく不便なのでEASYCARDなどを準備しておくといいでしょう。

中正紀念堂への行き方3. タクシーを利用

台湾はタクシー料金が安いため、観光地から観光地の移動はタクシーを使ってもそこまで料金の負担が大きくなりません。雨天時や気温が高い時、お年寄りや子供がいたりする場合などタクシーも積極的に使うといいかと思います。

台北市内の各主要な場所から中正紀念堂への大体のタクシー料金と所要時間は次の通りです。なお道路状況などによっても変わってきますので参考までに。

  • 台北駅から 約140元、約10分
  • 龍山寺から 約120元、約10分
  • 台北101から 約240元、約20分
  • 松山空港から 約300元、約30分
  • 士林夜市から 約300元、約30分
  • 国立故宮博物院から 約400元、約35分

中正紀念堂への行き方4.徒歩

中正紀念堂へ徒歩15分以内で行ける観光地もいくつかあります。
小籠包の人気店ディンタイフォンの本店もある「永康街」や、日本統治時代の美しい建物が有名な「中華民国総統府」などです。道も大きく分かりやすいので、あらかじめ地図で確認して徒歩で向かうのもいいと思います。

中正紀念堂の見どころ1.建物は絶好の撮影ポイント!

出典:たびらく

中正紀念堂を初めて見た方はきっとその外観にまずは圧倒されると思います。高さは70メートルあり、見上げる大きさ。蒋介石の没後5年を経て1980年に完工しました。建築家「楊卓成」の手によるもので、彼はやはり蒋介石と縁がある「圓山大飯店(グランドホテル)」も手掛けています。

真っ白な建物の上に青い釉薬瓦をふかれた八角形の屋根が載る独特の形状。この八角形は中国で古くから美徳とされてきた精神である「八徳(忠、孝、仁、愛、信、義、和、平)」を象徴しています。また屋根部分は漢字の「人」が集まったようなデザインにも見え、それが空と接する様子は中国哲学の思想である「天人合一」を象徴しています。そして建物の色の白と青は台湾(中華民国)の国章である「青天白日」から取られています。

真っ白な建物と青い屋根の組み合わせは大変美しく、写真映えもばっちり!建物の前は広い広場になっていますので、グループでの集合写真なども撮りやすい場所かと思います。

中正紀念堂の見どころ2.大階段は苦労しても登ってみたい

出典:たびらく

中正紀念堂の内部は四階建ての構造になっているのですが、中正紀念堂の正面から延びる大階段を使うと直接四階のホールに行くことができます。高さがあるので上るのは少し大変ですが、健康な方はぜひチャレンジしてみてください。

外の階段84段にホールの階段5段で、合わせて89。これは蒋介石の亡くなった89歳を象徴しています。二つの階段の間には白く美しく台湾の国章や瑞雲・波の模様などが彫刻されており、花崗岩で作られた大きな階段も写真映えする場所となっています。

中正紀念堂の見どころ3.蒋介石像の大きさに驚愕!

出典:たびらく

四階大ホールには高さ6.3mの巨大な蒋介石像が鎮座しています。一度は中国大陸を制覇しながらも、中国共産党に敗れて台湾に逃れてきた蒋介石の像は、ついに帰ることができなかった中国大陸の方向を向いて安置されています。

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天井には廟などでよく見られる「藻井」と呼ばれる中国建築様式の装飾が施されています。中正紀念堂の藻井の中心には台湾(中華民国)国章がデザインされており、金色と国旗の色が相まって大変豪華な見栄えです。

中正紀念堂の見どころ4.儀仗兵のパフォーマンスは必見

出典:たびらく

中正紀念堂では「国立国父紀念館」や「忠烈祠」などでも見ることができる「国防部三軍儀隊」に所属する儀仗兵の交代式が観光客にも人気です。

蒋介石像の足元には普段、二人の儀仗兵が立っているのですが、毎日9時から17時の間、一時間ごとに交代が行われます。それがただ単に交代するだけでなく、一糸乱れぬ行進や銃剣をくるくる回すパフォーマンスなど観客に向けてのサービスが抜群!毎回観光客でいっぱいなので、よく見たい方は早めに四階の大ホールで待っていることをおすすめします。

位置についた二人の儀仗兵は一切動くことも話すこともなく、暑くて汗が流れてもぬぐうこともありません。とても疲れると思うのですが、さすが訓練された儀隊の人たち、大変そうな表情も一切見せません。一度見てみていただければと思います。

中正紀念堂の見どころ5.歴史を学べる蒋介石関連の展示室

出典:たびらく

中正紀念堂の一階部分には、蒋介石のゆかりの品を集めた展示室「蔣中正總統文物展視室」があります。展示室は無料で自由に参観可能です。

展示は蒋介石の中国での誕生から始まって、辛亥革命や二度の大戦、そして中国共産党との闘いの後台湾に逃れてきてからなど多岐にわたります。日本語の説明文もあるので台湾近代史に興味がある方にはとても参考になる場所かと思います。

蒋介石の執務室を再現したものは蝋人形も含めてかなり精工なつくり。机の大きさから位置にもこだわり、本棚や夫人の描いた絵、友人からの贈り物など実際の物を忠実に配置して執務室を再現されており必見です。

中正紀念堂の見どころ6. 「正面牌樓」も必ず写真に収めたい!

出典:たびらく

中正紀念堂のちょうど反対側の敷地の端にあるのが「正面牌樓」です。中正紀念堂と同じく、白と青の色のコントラストが美しい正面アーチ。高さは30m、幅は80mにもなる台北市最大のアーチで、中国伝統建築の最高等級の格式で作られています。

こちらのアーチの上部には「自由廣場」という字が掲げられています。もともとは別の文言がかけられていましたが、2007年民進党政権の際、蒋介石を中心とする国民党政府の理不尽な過去の弾圧に反発した蒋介石排斥運動の中で今の物になりました。

中正紀念堂の見どころ7. 國家戲劇院と國家音樂廳は台湾の雰囲気満載

出典:たびらく

中正紀念堂を正面に見ながら、「正面牌樓」を入ってすぐ左右に建てられている大きな建物が「國家戲劇院」と「國家音樂廳」。その名の通り演劇やコンサートなど芸術文化公演を行うための場所です。

中国伝統の明清殿堂式建築である二つの建物は、日本人の思い描く中華文化の雰囲気を存分に醸し出しており、昼間はもちろん夜間ライトアップされた姿も大変美しくぜひ写真に収めたいところです。「國家音樂廳」の中にはタピオカミルクティーの老舗「春水堂」なども入っていますので中に入って参観してみるのもいいと思います。

中正紀念堂周辺のおすすめグルメ3選

こちらでは中正紀念堂の近くにある台湾グルメが楽しめる有名店を3つご紹介していこうと思います。中正紀念堂はゆっくり見ると半日くらいはかかる観光スポットですので、観光前後の食事にご利用いただければと思います。

おすすめグルメ1. ルーロー飯の超有名店「金峰魯肉飯」

出典:flickr ahirutf

台北MRT「中正紀念堂駅」のそばにある、台湾グルメを代表すると言っても過言ではない「ルーロー飯」の超有名店です。日本のガイドブックなどにも必ず掲載されていて、日本人観光客も大変多く訪れるのですが、台湾のローカルな食堂の雰囲気を感じることができる素朴なお店です。

おすすめメニューはもちろん看板メニューの「魯肉飯」ですが、豚の角煮がどんと載った「控肉飯」も肉好きにはたまりません。魯肉飯は大中小とサイズが選べます。その他にも野菜(青菜・筍乾類)やスープ類(湯)なども一緒に頼むといいでしょう。

店のつくりはいかにも台湾のローカルな食堂なので、潔癖な方には向かないと思いますが、地元で食べられている美味しい料理を食べてみたいという方には価格も安くて大変おすすめのお店です。

場所は台北MRT「中正紀念堂駅」2番出口を出てすぐです。

おすすめグルメ2. ミシュランガイドにも掲載の「杭州小籠湯包」

続いては台湾グルメの王道「小籠包」の名店「杭州小籠湯包」です。台湾では小籠包のことを中にスープ(中国語で湯)が入っていることから「小籠湯包」ともいいます。こちらのお店は2018年から始まったミシュランガイド台北において、安くても美味しい「ビブグルマン」のお店の一つに見事選ばれており、味は確か。

メニューは写真入りで日本語も書いてあり日本人観光客も選びやすくなっています。おすすめとしては、まずは外せない「小籠湯包」。じゅわっと中から溢れるスープがたまりません。そして人気の蟹みそ入りの「蟹黄湯包」。蟹みそが入ると少し高級な味わいですね。他にも可愛らしいかぼちゃの形をした「南瓜糕」などはSNS映えもして女性にも人気です。

こちらのお店はメニューなども分かりやすく日本人観光客も多いので、初めて台北旅行に行く方にも入りやすいお店かと思います。

場所は中正紀念堂の左後ろの門を出て、杭州南路を右へ。金甌女中高校を超えたところにお店があります。

おすすめグルメ3. 中正紀念堂近くの朝ごはん屋さん「鼎元豆漿」

最後にご紹介するのは、台湾独特の文化「朝ごはん屋さん」の有名店「鼎元豆漿」です。朝の四時から開いているので、このお店で朝食事をしてから中正紀念堂参観や敷地の公園を散歩という形も可能です。

台湾の朝ごはん屋さんの定番メニューはほぼそろっており、お店の中で食べる(内用)も持ち帰り(外帯)もどちらも可能です。おすすめは、台湾の朝ごはん屋さんで絶対外せない豆乳!甘い「甜豆漿」としょっぱい「鹹豆漿」があり、甘いほうは温かいものと冷たいものから選べます。しょっぱい「鹹豆漿」は細い揚げパンのような「油條」と一緒に食べるのがテッパン。ほっと染み入る優しい朝ごはんです。他にもサクサクの中華パンに卵焼きを挟んだ「焼餅夾蛋」や「小籠湯包」なども人気メニューです。

台湾の午前中は開いているお店が意外に少ないので、たとえば最終日空港に行く前にこちらで台湾の美味しいグルメをいただいてから出発ということもできますね。価格も豆乳などは一杯20元からと大変お安くおすすめのお店です。

行き方としては台北MRT「中正紀念堂駅」3番出口を出て、斜めに走る路地のような「金華街」を進むと右手に見えてきます。目の前は中学校のグラウンドです。

初めての台湾旅行でも必見の中正紀念堂!

中正紀念堂は台北101と共に台湾台北を代表するランドマークと言っても過言ではないものとなっており、初めての台湾観光でぜひ行っておきたい場所です。台湾近代史をじっくりと味わったり、中華らしさのあふれるデザインの建物を楽しんだりと色々な楽しみ方ができておすすめです。
MRTの駅からも近くアクセスも便利ですのでぜひ訪れてみていただければと思います。